job_main01

開発課題の例

クルマの性能アップに伴う、カーボンブラシへの小型化・軽量化・耐久性アップなどの要求を満たすよう、材質・形状の開発を行います。最近のクルマの特性に合わせ、エンジンのスタータモータ用ブラシならより高い耐久性、エアコンのブロアモータやパワーステアリングモータのブラシなら整流子との摩擦の際の静粛性など、求められる性能はさまざまです。質のよくない燃料が使われる可能性がある新興国向けのクルマの燃料ポンプ用モータでは、耐腐食性が求められることもあります。毎回、前例のない開発に取り組むことになります。

お客様であるモータメーカー・自動車関連メーカーと打合せを行い、要求に合ったブラシを開発します。開発のポイントは、おもに材料と形状ですが、特に重要なのが材料。カーボンと銅をベースに、どのような機能を持つどんな材料を加え要求を満たすようにするのか。材料開発スタッフにも協力を仰いで、適した材料の配合を見つけ出し、試作スタッフと協力して試作・試験を行い、製品にします。

ロングセラー製品が誕生すれば、30年にわたって会社の稼ぎ頭になることもあります。たとえばある技術者が開発した小型モータ用のブラシは、新しく見出された原材料を使うことで寿命が従来の10倍と飛躍的に延びました。当初は生産現場から反対されるような製造が難しい製品でしたが、生産技術部門の協力によって歩留まりよく生産できる方法が編み出され、ベストセラー製品となった経緯があります。自動車部品は、厳格な安全性が求められるため、一旦採用されたら簡単には他社製品に変えられないという理由も後押ししています。
中小企業の当社には、いろいろな挑戦ができる風土があります。「極端な失敗はヒントになる」ことを、上司も皆、経験済み。世の中にないものをつくる誇りを、あなたもぜひ味わってください。

開発スタートから量産まで2~5年という年月がかかるため、投げ出さずにやり遂げる忍耐力が求められます。
また、ときにはメーカーと掛け合って、測定器や材料を新しく開発したり、改良しなければならないこともあります。
世の中にないものをつくるからこその苦労があります。

一人前の技術者になるには、早くて7年ほどかかります。
最初のうちは、先輩・上司がお客様と打合せてきた案件を、先輩や上司の指示に従って、課題解決のアイデアを考えたり、図面を描いたりすることからスタートします。
3~5年目で、ある程度ひとり立ちし、直接お客様(モータ設計部門のエンジニア)とのやりとりを行い、自分がヒアリングしてきた課題の開発に、自分で取り組むようになります。
将来的には海外(アメリカ・ヨーロッパ・中国・台湾・タイ等)のお客様に対する技術的な説明や国内の開発部門との橋渡しのため、出張や出向の機会もあります。出張は入社3~5年、出向なら入社10年以上が目安です。
また、ブラシだけでなくモータ全体を理解するため、モータメーカーへの出向で視野を広げる経験もできます。

Copyrights TRIS Inc. All Rights Reserved.